高血圧の合併症とは

高血圧が自覚症状がほぼないサイレントキラーとも言われています。動機・呼吸困難・胸痛・むくみ・夜間尿・足のしびれや痛みなどの症状が出ていると進行が進んでおりとても注意が必要です。
そして高血圧が怖いのは合併症です。
心臓病において四大危険因子でもあり健康な人に比べ3倍も発症の確立が上がるのです。
まず、基本的な病状の説明をします。

 

 

●高血圧とは?

高血圧は塩分のとりすぎ・肥満・運動不足・喫煙・多量の飲酒などの生活習慣が主な原因とされています。
仕組みは心臓から大動脈に押し出され細い血管を通り体のすみずみに血液をいきわたらせるときに発生した血液の流れが血管に与える圧力を血圧と言います。
この血圧は運動すると上がる眠ると下がるなどの体調に合わせて調節されています。
しかし動脈硬化により血管が血流の強さに合わせて拡がることが出来ないなどにより血圧があがります。

 

 

●動脈硬化症

>動脈は心臓から送り出される血液を全身に運ぶパイプのような血管のことで、効率よく化感を運ぶ作業を行っています。だからとてもしなやかで簡単には破れたり詰まったりはせず、強さと弾力性をそなえもっています。
その動脈が硬くなり、血液をうまく送り出せず心臓に負担がかかり、臓器組織が正しく機能しなくなり壊死したり血管が破れやすくなったり血管の壁に脂肪などの固まり(プラーク)が蓄積して血管の壁の一部が盛り上がり血管の内腔が狭くなっている状態のことを動脈硬化症といいます。

 

 

●不整脈

不整脈とは脈拍の異常ではなく心臓のリズム(調律)の異常のことです。
これは病名ではなく病態の総称です。
不整脈は脈が飛ぶように感じる期外収縮、脈が速くなる頻脈、脈が遅くなる徐脈の大きく3つに分けられます。
治療がいらないものから危険なものまであります。
心脈は1分間で約60〜80の規則的なリズムの繰り返しを行っており健康な人でも不整脈は起こり得ります。
治療が必要なものは

  • 致死性不整脈:放置していると短時間で死亡する危険性の高い不整脈
  • 淳致死性不整脈:長時間放置すると志望することもある不整脈、何らかの基礎心疾患の人にまれに起こるもの
  • 日常生活でも自覚症状の強い不整脈
  • 不整脈の自覚症状:強い動機・強いめまい。失神発作

まとめると・・・

 

 

では合併症について詳しく見ていきましょう。

心室性不整脈

 

不整脈の中でも最もよく見られるのが期外収縮です。期外収縮は30歳を過ぎるころからほとんどの人に認められ年齢とともに次第に増加します。このうち心房の下の心室から出てくるものを心室性期外収縮と言います。期外収縮は年齢や体質的な理由で出ることが多いですが、心室性期外収縮の一部は心筋梗塞や心筋症が原因で起きている場合がありそのため危険な不整脈に移行することがあります。

 

 

 

 

虚血性心疾患

 

心臓のまわりを通り酸素や栄養を含む血液を心臓の筋肉(心筋)に送り込む役割を果たしている冠動脈という血管が動脈硬化などの原因で狭くなったり閉塞したりして心筋に血液が行かなくなること(心筋虚血)で起こる疾患です。
狭心症:冠動脈が動脈硬化などで狭くなると血流が悪くなって心筋に必要な血液が不足して痛くなる。これに動脈硬化の進行と何らかの原因で血管内のプラークが破れて冠動脈の血管内に血栓ができ完全に詰まって心筋に血流が行かなくなった状態の心筋梗塞。

 

 

 

心不全

 

これは病名ではなく様々な心臓の病気の結果、心臓から全身に血液を送り出すポンプの働きに障害が生じていろいろな症状を引き起こしている状態を指します。慢性心不全は高血圧などの生活習慣病との関連性が高いと言われていて、高齢になるほど発症しやすくなっています。
うっ血性心不全:心臓の働きが低下して血液の循環がうまくいかなくなり体に血液がよどんだ状態になること(症状)足や顔がむくむ、少し運動しただけで息切れどうきが起きる。

 

 

 

高血圧性心肥大

 

心肥大:高い血圧が維持し血管が硬くなってくると全身に血液を送り出す心臓もそれだけ大きな力が必要になり負担が大きくなりこれに対応しようとして心臓の筋肉は発達して厚くなり心臓全体が大きくなること。

 

 

 

眼底網膜病変

 

眼底とは目の奥にある「カメラのフィルム」の役割をする場所です。この部分を写真に撮ったりレンズでのぞいたりしてそこにある細動脈という細い血管を観察し出血や血管のくびれがないかどうかを調べます。
網膜の血管病変は脳の血管の状態を表しているともいわれ、眼底に病変があれば脳出血・脳梗塞に特に注意が必要です。

 

 

 

高血圧性腎障害

 

尿を作る腎臓、特に糸球体と呼ばれる細い血管の集まった部分が障害され、老廃物の十分なろ過ができなくなったり尿にたんぱくが出るようになったりします。
放置すると透析が必要となることもあります。また、腎障害は高血圧を悪化させる原因にもなります。

 

 

 

このように高血圧には様々な合併症を伴う危険性があります。
また、その合併症の中にもさらに危険な病気へと繋がってしまう病気もあります。
普段の生活で少し注意をすることで高血圧は防げます。そして結果的に大きな病気になる可能性を減らすことができるのではないでしょうか?

 

自覚症状がないまま、突然合併症が発症

健康診断などで「血圧が高い」と指摘されていながら、仕事が忙しいなどの理由で放置してしまったら・・・。自覚症状がないため、高血圧は放置してしまいがち。しかし、脳出血により突然死するという例は少なくありません。決してサイレントキラー(沈黙の殺人者)という異名は大げさではないんです。例え自覚症状がなくても、血圧が高い場合、早めに医師に診てもらうことをお勧めします。

 

高血圧は、自覚症状が出たときにはすでに生死に関わる病気が進行していた、ということがよくあります。こうした怖さから、高血圧はサイレントキラー(沈黙の殺人者)とも呼ばれているんです。合併症の怖さをきちんと知り、日頃の血圧管理を欠かさないことが大切です。

 

 

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